【感染症情報】令和7年第23週(6月2日~6月8日)更新日:
現在(令和7年第23週〔令和7年6月2日~6月8日〕)の鳥取県東部の感染症情報をお知らせします。
★鳥取県全域に伝染性紅斑(りんご病)警報が発令されています!特に、鳥取県東部で流行が続いており、注意が必要です。
★感染性胃腸炎が鳥取県東部で流行中です。
保育園や高齢者施設等での集団発生や、学校での集団発生による臨時休業の原因となることがありますので、注意が必要です。
トイレの後や、食事の前、食品に触れる前など、こまめな手洗いを心がけましょう。
また、トイレや、人の手が良く触れる場所(ドアノブや水道の蛇口、手すりなど)を消毒するときは、次亜塩素酸ナトリウムを用いた消毒液を使用しましょう(十分換気をしながら行うこと。金属を腐食させる性質があるので、使用しないか又は使用したあとしっかりと水拭きするなどしてください)
★咽頭結膜熱(アデノウイルス)、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎が鳥取県東部で流行中です。
保育園や高齢者施設等では、集団発生となることがありますので、注意が必要です。
<主な定点把握対象感染症>
疾 病 名 | 流行状況 |
定点 |
前週比 |
インフルエンザ | × |
1 |
50% |
新型コロナウイルス感染症 | × | 9 | 129% |
感染性胃腸炎 | ◎ |
63 |
117% |
水痘(水ぼうそう) | × | 0 | - |
流行性耳下腺炎(おたふくかぜ) | × |
0 |
- |
手足口病 | △ | 1 | 100% |
ヘルパンギーナ(夏かぜ) | × | 0 | - |
咽頭結膜熱(アデノウイルス) | ◎ | 5 | 250% |
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 | ◎ | 54 |
115% |
流行性角結膜炎 | × | 0 |
- |
マイコプラズマ肺炎 | × | 0 | 0% |
伝染性紅斑 | ★★ | 10 | 100% |
RSウイルス感染症 | △ | 2 | 200% |
★★:警報又は警戒レベル ★:注意報又は注意レベル ◎:流行している 〇:やや流行している
△:散発 ×:患者発生極少又はなし
(出典:鳥取県感染症対策センター(衛生環境研究所) 鳥取県感染症流行情報第23週)
38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛など全身症状を特徴とするインフルエンザウイルスの感染によって起こる感染症です。 子ども、ご高齢の方、免疫力の低下している方は、重症化することがあります。 |
【インフルエンザの予防法】 マスクを着用するなど、咳エチケットをこころがけましょう。 特に、流行時には手洗いをしっかりしましょう。 症状があった場合は、早めに医療機関を受診しましょう。 |
発熱、咳、全身倦怠感等の感冒様症状を主症状とする感染症です。 頭痛、下痢、結膜炎、嗅覚障害、味覚障害等を呈する場合もあります。 ご高齢の方、基礎疾患を持つ方は重症化するリスクがあります。 |
【新型コロナウイルス感染症の予防法】 手指消毒、手洗い、換気の徹底、場面に応じたマスク着用などに心がけ、特に高齢者と接する場合などは、体調を整えるようにしましょう。 重症化リスクの高い方は、近接した会話や混雑した場所を避けることが有効です。 感染の不安があり受診される場合は、医療機関へ事前に電話連絡の上、指示に従って受診しましょう。 |
口腔粘膜および手や足などに現れる水疱性の発疹を主症状とした急性のウイルス感染症です。 幼児を中心に、夏季に流行がみられます。 潜伏期間はおおむね3~5日で、感染経路は接触感染・飛沫感染です。 発症した場合の特異な治療法はなく、対症療法が中心となり、安静・十分な水分補給を行います。 |
【手足口病の予防法】 手洗いの励行が重要です。 回復後も2~4週間ウイルスが便中に排出されることがあるため、患者さんだけでなく、回復した人も特に排便後の手洗いを徹底しましょう。 患者さんが乳幼児の場合は、オムツ交換をした後の手洗いをしっかり行いましょう。 |
嘔吐や腹痛、下痢を主症状とする細菌やウイルス(ノロウイルスやロタウイルスなど)によって起こる感染症です。 潜伏期間は12~48時間程度と言われています。 秋~冬季に好発し、感染力が非常に強いので、保育園、福祉施設、医療機関等における集団発生の原因となることがあります。 |
【感染性胃腸炎の予防法】 こまめな手洗いに努めましょう。 感染した人の便や吐物を処理する場合には、必ずゴム手袋やマスクを着用しましょう。 ノロウイルス等はアルコール消毒が無効であるため、便や吐物処理後の床、感染した人が触れた物などは、塩素系の消毒剤で消毒しましょう。 |
両方の頬にできる紅斑や四肢にできるレースのような紅斑、頭痛や関節痛などを症状とする感染症です。「りんご病」と呼ばれることもあります。 潜伏期はおよそ4~15日間です。 重症化することはまれですが、妊婦が感染すると流産を起こすことがあります。 |
【伝染性紅斑の予防法】 妊娠中あるいは妊娠の可能性のある女性は、できるだけ感冒様症状のある方との接触を避けるよう注意してください。 |
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